当店の屋号にもなっているご当地グルメの「京都牛テール煮」。
自信を持ってご提供する渾身の一品です。
生半可な気持ちでできた料理ではありません。
これまでの経験、想い、伝統、伝説…。
様々な要素が、歳月を経て一つになり
ようやく完成した、様様を支える一品です。
これで皆さんを笑顔にしたい!
本気でそう思って作った「牛テール煮」。
是非一度食べてやってください。
料理の世界に足を踏み入れたのは17歳。
「見て覚えろ」が口癖の師匠に、必死で付いていき
たくさんの事を教わりました。
そんな厳しい時代に、一際旨いと思ったのが「牛筋の煮込み」でした。
そして「これを提供できれば、たくさんの人を笑顔にできる!」という
想いを胸に抱いて、厳しい修業を乗り越えてきました。
その後ようやく、自分の店を持てるようになり
今の「牛テール煮」を皆様にご提供できるようになりました。
牛筋ではなく「牛テール」を使う!これも、今までの繋がりと
皆に喜んでもらいたい。そう想う気持ちがめぐり合わせてくれた、
後にも先にも無い特別な一品と確信しています。
牛肉を超える牛肉を求めて・・・毎日毎日味付けに奮闘しました。
なかなか納得のいくものができず、試行錯誤を繰り返していました。
そしてようやくたどり着いた答えが「テール」を使うことです。
この部位は、自分の納得いく“味”になると確信しました。
テールは、牛の中でも活発に動く部位で肉質がしっかりしているので、
煮込めば煮込むほど味に深みが出て、且つ、ボリュームのある肉質は
食感を残しつつ、口の中でとろける。異次元ともいえる“煮込み”へと
生まれ変わります。
さらに、コラーゲンも含むテールは見た目以上に食べやすく、
女性にも喜んでいただいています。
テールは、調理されていない状態のまま仕入れます。
そのため、下処理からカットまで当店ですべて行います。
その際に大事になるのが「洗い」です。
最も重要な工程で、余計な雑味が入らないように
綺麗に時間をかけて洗います。
カットは、もちろん骨ごとです。
煮込んでもくずれない大きさにカットします。
秘伝のオリジナルのタレで煮込む事8時間・・・。
ただ8時間煮込むだけでは、ふわっふわのとろとろの仕上がりにはなりません。これには、的確な時間配分と火加減の調整が必要になります。
これができないと、身が骨から外れてしまい、
それが雑味に変わり、決して旨い煮込みとは言えません。
徹底して旨い煮込みに仕上げるために、
この煮込みの作業は、当店でも認めた者しかできません。
こうして、細部にまでこだわって変わらない味を
ご提供しています。